公務員になるための勉強時間・勉強量は？
公務員試験に合格するためには、時間的に、学習量的に、どれくらいの勉強をすればよいのか、そのガイドラインを紹介します。
その前に、合格目標の設定を明らかにしておきます。ここでは格段に難易度の高い国家公務員Ⅰ種については対象外とします。国家公務員Ⅰ種の合格のためには、特殊な受験常識をノウハウとして知っておくことが必要不可欠であり、個人学習の質について云々しても無意味と考えられるからです。そのようなノウハウを学ぶためには、独学ではなく、専門のスクールに通うしかありません。したがって、ここでは国家公務員Ⅱ種や地方公務員・大卒程度を目標とした場合について記します。
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公務員試験の受験勉強は、当然のことながら、人それぞれの知識量や資質によって異なりますが、優れた参考書・問題集数冊を2回以上反復して踏破することができれば、相当に自信がつくことと思います。それだけの反復学習を行うことで、完璧とまではいかないまでも広範な出題領域についての理解力が深まり、たとえ初見の問題に遭遇しても合理的な解答を書けるだけの応用力が身につきます。面接時の具体的テーマの質疑応答に対しても、適切な意見を述べることのできる見識が備わるでしょう。ただし、問題集で勉強する際は、ただ正解が何かを考えるのではなく、問題点や疑問点の所在を常に意識し、自分の理解をより深めるように努めてください。
公務員試験の受験勉強の開始時期は、大学生の場合、3年次からでも十分です。1・2年生のときは、公務員試験のことをあまり意識せず、通常の学業と学生生活を充実させることを心がけましょう。社会人となるための人間形成にとって重要な時期です。とかく無味乾燥な受験勉強よりも、頭脳と精神に適度な刺激と潤いを与えてくれる学生生活を送ってください。
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